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一条工務店のマンションづくり〜【一条タワー】に施された安⼼・安全の取り組み 2020-12-24
住まいにとって大切なことは「家族が安心して暮らせる場所」であること。
一条工務店の手掛けるマンションには、大地震が起こっても家族全員の命を守ることができる、安心・安全への高いこだわりが込められています。
その高い防災性能も評価のポイントのひとつとなり、2020年3月に竣工した「浜松」駅北口のタワーマンション【一条タワー】は2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。
ここでは、そんな「一条タワー」に施された、一条工務店のマンションづくりにおける安心・安全の取り組みについて詳しくご紹介していきたいと思います。
免震構造+制振装置採用の安心感!
地震の多い日本において、住まい選びの際に「どのような地震対策が講じられているか?」というのは、重要視しておきたいポイント。
特に、南海トラフ巨大地震の対象地域となっている静岡県では「建築物の耐震強度を、法が定める1.2倍にすること」を条例で定めるなど、建物の安全率を高めていますが、【一条タワー】においては、より快適で安全な建物を実現・維持することを目的として「免震構造+制振装置」が採用されています。
▲一般的な非免震建物の場合は、地震の揺れがそのまま建物全体に伝わり、上層階ほど激しく揺れます。
そのため、建物内のドア枠が変形したり、柱や梁といった構造部部分の破損、家具や照明などの転倒・落下が起こることも…。
一方、【一条タワー】のように「免震構造」が採用された建物の場合は、基礎と建物の間に設置された免震装置が地震エネルギーを吸収。
建物へ伝わる揺れを抑制し、建物全体がゆっくりと揺れるため、建物自体の破損・変形や家具や照明器具の転倒・落下といった被害を少なくすることができるんです。
▲【一条タワー】の免震装置は、「天然ゴム系積層ゴム支承」「鉛プラグ挿入型積層ゴム支承」「弾性すべり支承」「減衰こま」の4種類を適材適所に組み合わせて配置。
さらに、強固な地盤支持層に最長約37m、各底部で最大4.5mという杭径をもつ基礎杭を34本も打ち込むことで安全性を高めています。
また、免震構造だけでなく、【一条タワー】の5~26階には制振装置も設置。
「壁型摩擦ダンパー」と呼ばれる、摩擦材の摩擦抵抗力を利用した装置によって地震エネルギーを吸収し、強風や小規模な地震による揺れも軽減してくれます。
強固な地盤支持層に拡底杭、免震装置、制振装置が三位一体となって、普段の生活から万が一の非常時まで安心の居住空間を守ってくれているんですね。
災害が起きても在宅避難が叶う防災設備!
【一条タワー】に施された安心・安全の取り組みは、建物構造の強さだけではありません。
災害が発生した際にも、マンションで生活が続けられる(在宅避難ができる)よう、必要な防災設備が各所に備えられています。
たとえば、非常時の情報収集や生活のために欠かせないのが電気や水。
▲【一条タワー】では非常時にも電気や飲料水を供給できるよう、「非常用自家発電装置」や「住宅用受水槽」が設置されています。
いざというときもテレビやラジオ、携帯電話の利用ができ、災害状況など必要な情報が把握できると安心感も高まりそう。
また飲料水は一世帯当たり約360リットルの水を確保。これは4人家族で3日間相当の量になりますから、行政などによる必要な支援体制が整うまでの十分な量と言えそうです。
※日当り1人約30リットル相当を確保。4人家族×3日間で約360リットル相当となります。各世帯の給水量が増加する朝・晩は受水槽内の残水量により上記の給水量を保証するものではありません。なお、各階の共用水栓から給水する設備を構築しております。
▲このような電気設備や受水槽は、通常1階や地下に置かれることが多いのですが、【一条タワー】では3階に設置。
床上浸水時にも継続使用ができるように…と、配慮されているんですね。
ほかにも、入居者が共用で使用することができる「防災倉庫」や「災害救援ベンダー」、「防災井戸」といった設備も整っています。
▲通常は飲料を販売している自動販売機が、非常時に誰でも無料で飲料を取り出すことができる「災害救援ベンダー」になるんですよ。
各家庭が備蓄しておける防災備品や食料、飲料の量には、スペースの問題もあってどうしても限界があります。
そんなとき、”入居者共用の設備”がこれだけ充実していれば、各家庭で用意しておくべき備品の量も減らすことが可能に。
電気や水も供給されるので、いざという時も慌てて避難所へ向かうことなく、住み慣れた我が家で在宅避難が叶う、というわけですね。
強靭で⻑寿命な建物と居室内の快適性を両立させた理想の環境!
ところで、【一条タワー】がなぜここまで安心・安全に配慮された建物になったか…と言うと、そこにはもちろん「一条工務店のマンションづくりへの高いこだわり」が反映されたということのほかに、【一条タワー】の立地にも理由がありました。
▲【一条タワー】が建つのは、「浜松」駅の最前列。(※1)
周辺には多くの建物が建ち並び、万が一の災害時にも倒壊などの心配が少ない、強靭で長寿命な建物を維持することが必要とされました。
そこで、【一条タワー】では建物自体の強さを高めるために、建築に使う部材を通常よりも大きなものにサイズアップ。
その結果、建物の強靭化だけでなく、各住戸の天井が高くなり、開放的な居住空間の実現にも繋がりました。
▲一般的なマンションの場合、天井高は2.5mほどのところも多い中、【一条タワー】の最大天井高は2.7m。
窓外に広がる開放的な眺望はもちろん、お部屋の中にも空間の広がりを感じることができる快適な空間になっています。
つまり【一条タワー】は、日常も・非常時も末永く安心して暮らせる強靭・安全な建物でありながら、開放感あふれる快適な居住空間をも兼ね備えたタワーマンションなんですね。
※掲載の内容は、【一条タワー】新築分譲時のパンフレットを参考にしています。
※1:「浜松駅最前列」とは、再開発が進む「浜松」駅北口に最も近い場所に位置している分譲マンションを表現しています。(アンサークリエイション調べ)